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2011年11月10日木曜日

アメリカでの塩ビ軟質フィルム加工業者の現状について(その1)ビニール裁断業者の雑記

みなさんおはようございます、
東京江戸川区の裁断業者 紅日ビニール工業所の中野です。

西日本の組合情報交換会で上記題名の講演会があったようで
気になる題名だったので資料を取り寄せました。
資料提供VECの一色さん有り難うございます

講師はアキレス(株) フィルム販売部 副部長 三原 輝紀様

内容を抜粋して紹介致しますと


軟質塩ビカレンダー品の推移
  1980年代  2007年代
市場規模 $400百万 $600百万
カレンダー台数  52~53台  40~42台


人口:日本の2.8倍
GDP:日本の2.5倍

販売されている用途
文具、包装用、POP・グラフィック用、医療・ヘルスケア用とあり

文具関係の加工では
・スリット、裁断
・印刷
・型抜き
・製袋機
・高周波溶着(自動溶着機)

に分類されるようで、

文具関係の加工業社の現状としては

一般加工メーカー:生産縮小
・輸入品との価格競争
・脱フタル酸=可塑剤起因
・脱PVCへの対応=製品の軽量化(比重差)
・特注品分野への特化=小ロット化
・外注生産(受託加工)

私個人の見解になりますが、

生産縮小、輸入品との価格競争などは日本と同じですね~
大ロットは外注生産(中国、メキシコ?)で国内は小ロット化の波も同じで
やはり日本も小ロット高単価に特化するしか生き残り策は無いんでしょうか?

その他気になったのは
27年経過してカレンダー数が約2割減少しているのに市場規模は1.5倍になっている。
これはカレンダー機自体の性能が上がったからなのか?
それとも自国生産は減っていているが他国生産も含めた上での市場規模なのかが疑問に思えました。

また、加工で、
高周波用着(ウェルダー加工)が自動溶着機でとありますが、いわゆる足踏み(手動)などの機械、リターン式やスライド式などの半自動機の需要も気になりました。
ここで言う自動溶着機は自動成型機をさすんですかね~?

知っている方がいらっしゃったら教えていただけますか?
ご本人とは面識がない物で、、、


その2 グラフィック関係に続きます


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