東京江戸川区の裁断業者 紅日ビニール工業所の中野です。
さて塩ビものづくりコンテストの準大賞作品のご紹介です
準大賞
作品名：優雨
デザイナー：名倉 奈央子
試作会社：森松株式会社
コンセプト：
和紙を通して入ってくる光は優しく美しい。なぜなら、あの薄い一枚の中に繊維が複雑に絡み合っているため、そこに当たった光は様々な方向に乱反射するからである。
現在、厚い和紙を使った傘はあるが、レース和紙や水滴を落として作る落水紙など、繊維で美しく薄い和紙は一枚では雨傘になりえない。そこで、これらを塩ビコーティングすることで、強度面は勿論、薄い中にも奥行きのある新しい雨傘を提案する。
心優しくなる雨の日を。
審査員のコメント：
和紙と軟質塩化ビニルを組み合わした素材は良く出来ている。
ただ傘を閉じるときに和紙と塩ビの厚みがある分、閉じにくい点などを解決して、傘としての実用性を追求できると良かった。また和紙以外の組み合わせや日傘にも展開することで従来の傘とは異なる期待が出来る。
ブログ管理者コメント：
さすが準大賞作品というクオリティです。
塩ビものづくりコンテストで和紙を使うと言う発想は業界内の方からはなかなか出ませんね。
ただ今回は塩ビコンテストでしたので塩ビコーティングしたのでしょうが、審査員のコメントにもありましたが閉じにくい点の改良が課題なのでしょう。
印刷の技術でクリアーのベタ印刷、ようするにクリアーを塗布してもらったらどうねんですかね～？
まぁそれでは塩ビコンテストに出せないことになってしまいますが（笑）
裁断を主業務としている当社で加工協力を出来る製品か？→△
傘がどのような形で裁断されているかが不明（汗
直線裁断、抜き方式裁断で出来る形なら当社でも加工可能（骨部分以外ですが）
次回は同じく準大賞作品「サクラ」のご紹介予定です
塩ビものづくりコンテスト2011結果その2（ビニール裁断業者の雑記）
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裁断専門の紅日ビニール工業所
公式サイト http://www.kounichi.com/
〒132-0022 東京都江戸川区大杉5-15-22
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